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北京コレクション
第18回旭化成ファッションデザイナー クリエイティブアワード開催レポート受賞デザイナーは史上最年少・26歳 中国出身の劉思聰氏

2016年3月26日、メルセデス・ベンツ中国インターナショナルファッションウィーク(北京コレクション)において、第18回「旭化成・中国ファッションデザイナークリエイティブ大賞(旭化成中国大賞)」授賞式及びファッションショーが開催されました。


記者発表会場入り口には、ベンベルグのプロモーションビデオとともに生地や原料のコットンリンターを展示

北京コレクションとは、1997年から毎年春と秋の2回北京で開催されている中国を代表するファッションウィークです。新進気鋭のファッションデザイナーが一堂に会し、北京市内にある会場(北京飯店および751D-Park)でショーを披露します。

「旭化成中国大賞」は旭化成が2007年から中国インターナショナルファッションウィーク組織委員会とともに2007年に設立した賞で、中国および香港から毎年2名選出される受賞デザイナーが、年2回の北京コレクション開催期間に「ベンベルグ」を使用したコレクションの発表を行います。今回で第18回を数えるこの賞は、いまや中国ファッション界で権威ある賞の一つで、受賞デザイナーのショーはファッションウィークの中でも最も注目を集めるショーとなっています。

今回の受賞デザイナーは、史上最年少・26歳で受賞した、中国出身の劉思聡(Liu Sicong)氏。

2010年にイタリアのデザイン学校を卒業した後「Paola Franni」でデザイナーを務め、2012年に帰国し独立、中国国内の数々の著名な賞を受賞するなど、若いながら国内外で活躍しています。昨年には中国の東方衛星テレビリアリティ番組「女神新装」に出演し一躍人気を集め、「2015年度最も注目されるファッションデザイナー」に選出されました。3月初めにはパリでもコレクションを披露するなど、人気・実力ともにトップレベルの若手デザイナーです。


開場前のショー会場“北京飯店 C座”入口の様子。荘厳で華やかな、歴史を感じるたたずまい

記者発表およびファッションショーは北京で最も歴史あるホテル「北京飯店」で行われました。1900年の開業以来、数多くの国賓や海外の要人を受け入れ、中国政府関係の会合やレセプションなどにも多く使用されています。

記者発表会では、歴代受賞デザイナーのショーをダイジェスト映像で紹介。新しいベンベルグのプロモーションムービーも放映されました。受賞式では旭化成せんい高梨社長から劉氏に受賞トロフィーが手渡され、中国デザイナー協会会長・李当岐氏とともに記念撮影が行われました。

ショーは21時よりスタート。土曜日の最終というもっとも盛り上がる時間帯ということもあり、開演前からたくさんの観客がホール前に押し寄せていました。

今回のショーのテーマは「MIRROR・鏡面」。劉氏はこれまでにも5回、同じ「MIRROR」の名を冠したショーを披露しており、今回がシリーズ6番目の作品となります。自分の心の中と外で生じる矛盾を鏡の屈折になぞらえ、線と面の組み合わせによって複雑な感情を表現するという、劉氏が長期にわたって挑んでいるコンセプトです。

ショーで発表された合計48体(すべてレディース)の作品は、カジュアルなパンツスタイルから華麗なロングドレスまで様々なスタイルを、ベージュ、青、グリーン、グレー、シルバー、ペールピンクなどのトレンドカラーで紹介。ベンベルグの光沢感や発色の良さを存分に生かし、力強くエレガントな仕上がりで、大変好評でした。ベンベルグ生地を細かく折りたたんだり、プリーツをかけたりして作られた大小様々な縞模様で、鏡の反射や屈折を表現。線と面のユニットをいくつも組み合わせ、幾何学的ながらメリハリのある、立体的な陰影を生み出しています。

ショー会場は、ステージ状のキャットウォークのないシンプルな構成ながら、正面奥に大きな鏡が複数用意され、きらびやかで洗練された雰囲気でした。ベンベルグ以外にも、パンツやスカート全体に光沢素材のブレードをあしらったり、モデルの顔に鏡を貼り付けたり、大ぶりのガラスイヤリングを使ったりして光の反射を強調し、ゴージャスな輝きにあふれたショーでした。
今回、モデル一人につき一着のみ使用したため、ショーの最後で総勢48人のモデルが一斉にウォーキングしてくる演出は迫力満点でした。

ショーのできばえについて、劉氏の自己評価は80点。3月初旬にパリでのショーを終え、時間がなかったことなどから低めの採点でしたが、ショー来場者や中国マスコミの評価は上々。ファッションウィーク会場で翌日配られるオフィシャルレポートマガジンの表紙にも取り上げられていました。

記者発表会およびショー当日も複数のカメラが密着取材を行っており、中国メディアからの人気の高さがうかがえました。ショー終了後も劉氏の周りには多くの取材陣が詰めかけていましたが、取材や来場客との写真撮影にも快く応じていました。

劉氏と前回(第17回)の受賞デザイナー黄氏は今年5月に来日し、25・26日に東京で開催される「ベンベルグ アウター素材展示会」を訪問しました。

日本各地から選りすぐられたベンベルグ使いの様々な素材を見ていただき、今後のデザイン開発の参考としていただきました。日本訪問の様子は、また当サイトでレポートしたいと思いますので、ぜひご期待ください。

公式北京コレクションページ

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